その他訴訟

依頼者:役所の元職員
相手方:役所

事案内容(相談までの背景)
依頼者は、役所に勤務していた頃、上司からパワハラを長期間にわたって受けたり、長時間労働を強いられた結果、うつ病を発症させてしまいました。そして、役所で勤務を続けることが困難になったため、自ら退職をした後、役所を相手に損害賠償請求を提起することになりました。

解決内容
訴訟では、主に、パワーハラスメント及び長時間労働があったかどうか、パワーハラスメント及び長時間労働とうつ病との因果関係が争われましたが、結局相手方が慰謝料を支払うということで和解を成立させることができました。和解の主な内容は以下のとおりです。
1.280万円を支払う。
2.相手方は今後、ハラスメント防止に努める。

bengosi解決のポイント(所感)
パワーハラスメントや長時間労働があったことを立証するためには、客観的な証拠が大事になってきます。例えば、パワーハラスメントであれば、上司の言動を録音したもの、長時間労働であれば、タイムカードの記録等が大事になってきます。

本件では、客観的な証拠が数多く揃っていたために、相手方も認めざるを得ない状況に追い込まれ、和解を成立させることができました。
従いまして、パワーハラスメントや長時間労働で被害を受けている場合は、客観的な証拠を早いうちから収集しておくことが賢明だと思います。

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