労働災害
依頼者:産業廃棄物処理場を運営する会社
相手方:労働者の妻
事案内容(相談までの背景)
労働者が産業廃棄物処理場で、別の労働者が運転する重機にひかれて死亡しました。
当該労働者の妻が会社に対して損害賠償請求訴訟を提起してきましたが、金額が5000万円を超えるため、社長が相談にみえました。
労働者が産業廃棄物処理場で、別の労働者が運転する重機にひかれて死亡しました。
当該労働者の妻が会社に対して損害賠償請求訴訟を提起してきましたが、金額が5000万円を超えるため、社長が相談にみえました。
解決内容
訴訟活動の中で、労働者側の過失が大きいことを主張しました。
具体的には、動いている重機の近くに不用意に近付いたこと、当該労働者はベテランで、現場の危険性を十分に理解していたこと、特別な目的があってその場所にいたわけでも無いこと、等を主張しました。
その結果、裁判所も労働者側にも一定の過失があったとして、1割5分の過失を労働者側に認めてもらえました。
結局、裁判所から和解勧告をしてもらい、その内容で和解することができました。
「労働災害」カテゴリーの他の質問はこちら
- 【労働災害】工事現場で不慮の事故に遭った作業員の遺族に高額な解決金が支払われた事例
- 【解雇・労働災害】私傷病で頻繁に休む従業員に対して退職勧奨を行い、円満に退職してもらうことができました。
- 【労働災害】3次下請業者(依頼者)の従業員が労災事故に巻き込まれ、当該従業員から、元請と当該3次下請業者に損害賠償請求がされましたが、3次下請業者の責任割合を小さいものとして和解を成立させることができました。
- 【労働災害】労災死亡事案において、提示金額や交渉過程におけるアドバイスを行い、過失相殺及び民事賠償額の支払猶予を認めてもらい、解決しました。
- 【団体交渉・労働災害】労災で後遺障害等級10級が認定されている事案において、団体交渉において、請求額を減額し、過失相殺を認めてもらい解決しました。
- 【労働災害】足に後遺障害を残す従業員からの損害賠償請求に対して、請求金額の4分の1程度の支払で解決することができました。
- 【労働災害】派遣従業員の派遣先での労災事故について円満な示談解決に成功した事例